想像力・・

衣・食・住の中で、唯一住(建築)は‘当てはめ社会‘に属しにくいものと思うのです。

施主様の御要望は、最初から各々違いがあるもので、最初の段階で私共提案者側の発想に当てはめないことを心がけます。

最初が肝心で、設計のスタート時点から、私共提案者側がいかに聞き耳をたてて‘想像力‘をフル稼働させることによりその後の舵取りを進めていきます。

私共が変にパターンにあてはめてしますと、施主様の船は本来とは違った潮に乗ることになりかねません。

最初は、真っ白なキャンバスを用意して絵具を一滴一滴落とし、点で線を結んでいくような地道な作業が大事だと思うのです。