いにしえからの日本人と色の関わり合いの特集をみました。
古来の日本画の顔料・岩絵具の色の作成で、同じ色でも製法ごとで
それぞれ少しづつ変化を見せる色合いになるようです。
また、作成者は経年変化による色に変化がその当時塗った岩絵具の色
想定して楽しむ心を持っていたのだろうと感じます。
染料である藍も染めた着物の色も最初染めた色から日常の使用することで
何とも奥ゆかしい色に変化しています。
200年前の江戸時代の手入れされ保存された藍染の着物は、
いまだイキイキとした色合いを放っています。
現代的発想より先を予測しものをつくり続けた日本人の感性の深さが
根底にあるのだと思います。