台風の性もあり暑い夏がやっと落ち着きつつありますが、
毎年夏になると思うのが、
事務所とリビングの受ける熱量の感覚の違いで
視覚重視のガラス張の事務所は受ける熱は致し方なく
反対に快適さ重視の直接熱を受けにくい構造のリビングでの
土と木と風の有難さを思い起こします。
今年は特に涼しくなるのが早いようで
リビングでは昼間も扇風機のみでエアコン無しでも過ごせる日が多い
気がします。
少し陰れば、本当に自然の風だけでも感じる涼は違います。
また、メンテナンスのため外部を土間コンクリートで固めるのが多い昨今で
直射日光の反射照り返し防止の夜露を浴びた少し湿った土から
ひんやりした空気がやってきます。
庭の木も5年経ってやっと防暑に役立つ大きさになりました。
本当にちょっとした工夫で違ってくるのです。
晩夏の少し涼しいのに比例して庭では、
暑さに耐えた木たちがホットしているようにも見え
どこからか夏を過ごしにやってきた蝉がほぼ1週間の命を
過ごし散っていった亡骸をみてもの悲しささえ覚えます。
しかし、軒先の蜘蛛たちの巣払いは、まだまだ続きます。