日本からみて外国のそれぞれ文化・思考の違いがあるように
建築の発想にもそれぞれ違いが見受けられます。
その土地土地の気候風土・建物構造により
ヨーロッパなどは建物の保存される期間のスパンが根本的に日本とは違います。
むしろ、日本の建物は他国よりより自由性を持つ発想に基づくようにも
思えます。
日本の住宅は特に、その自由性が逆になんでも生み出される軽さのような
感覚につながっているように私は思うのです。
古き良き時代の不自由さがより発想に飛んだものが生み出してきた部分も
あるようにも思えます。
ヨーロッパの石造りなどの素材の重さの意味ではなく、大人の思考(自然な発想の重さ)
が復活すればいいと思うのです。
科学の発達による分業制の世の中であっても、
早急な時代の限られた時間の中で様々な要素を融合し
発想者と作り手側が苦労して成し遂げられるものが残っていくことを願い
自らもその一員でありたいと思うのです。